蘇州評弾と日本講談の対話
−驚くことに二つの芸には多くの似通ったところが有るー
(2007-10-18 蘇州日報 記者楊帆)
「蘇州評弾には発展する環境が素晴らしく揃っている」と、蘇州を訪問している日本講談芸訪問団の団長、宝井琴梅氏は昨日感慨深げである。日本を代表する講談師で、今年65歳の宝井琴梅氏は既に芸歴35年になり、蘇州評弾芸の美しさに気付き、今回、講談芸を片手に蘇州にやって来た。そして、交流を通じて、双方の芸の発展を促したいと言う。
昨晩、蘇州崑曲博物館では、中国と日本の演者が交互に舞台に上がり、長い上着に旗袍(チーパオ)を身に着けた蘇州評弾家と和服をまとった日本の講談師がそれぞれお得意の一席を披露すると、それを眺めている蘇州市民にはいつも聞き慣れている蘇州評弾と初めて知った講談に対し興味津々な様子が伺える。今回分かったのは、中国・日本の演芸には驚くほど多くの類似点が有るということだ。日本では、中国の対口相声に類似したものを“漫才”と称し、“落語”は中国の単口相声に近く、“講談”は評話に似ているし、“漫談”は中国の講笑話に近似している。「私は2004年に友人に紹介されて蘇州に参りまして評弾を聴きました。内容は分からないのですが、その声がとりわけ美しく感じられ、また、その演技も見事でした。印象深いのは蘇州評弾には発展する環境が素晴らしく揃っているということです。専門の講釈場、学校、そして博物館など有りますが、講談には専門的な公演施設が無く、プロの芸人も少なくなりました」今回蘇州を訪問したのは20名で、そのうちの7人がプロの講談師、残りの13人は忠実な講談愛好家で、この愛好家の中にはさらに何人か宝井琴梅氏の弟子になりアマチュアとして口演している。
昨日の公演では、蘇州評弾芸人が《啼笑姻縁》、《三国志》、《孟麗君》から抜き読みをしたのに対し、日本側講談師も歴史物を主として演じた。よく見ると、評弾の内でも評話に近い講談は表現形式の上でも似通ったところがある。日本側が坐ったりひざまずいたりして演じるのに対し、評弾では坐ったり立ったりする。また、扇子、拍子木、釈台などは双方共に用いている。著名な評弾芸人、袁小良氏によると、講談もまた数百年の歴史を持つ芸で相通じるところが有り、交流を通じて双方の芸の向上に役立つと確信していると言う。

写真はそれぞれ評弾と講談の演者が口演 □湯偉撮影
原文はURLにも掲載されています。 http://news.2500sz.com/news/wh/2007/10/18/wh-9-28-05-3817.shtml